ボッチャとは




ボッチャのボール

ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目です。 ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。 障害によりボールを投げることができなくても、勾配具(ランプ)を使い、自分の意思を介助者に伝えることができれば参加できます。 競技は障がいの程度によって分類した4つのクラスに別れて行われ、個人戦と団体戦(2対2のペア戦と3対3のチーム戦)があります。

クラス分け




障害によりBC1~4の4つのクラスに分かれます。

投げ 足蹴 勾配具 介助者 詳細
BC1  ○  ○  ×  △※1 車いす操作不可で四肢・体幹に麻痺がある脳性麻痺者か、
下肢で車いす操作可能な脳性麻痺者(足蹴りで競技)
個人の部とチームの部がある
BC2  ○  ×  ×  × 上肢で車いす操作可能な脳性麻痺者
個人の部とチームの部がある
BC3  ×  ×  ○  ○ 投球不可のため、介助者により勾配具(ランプ)を使用し
競技する者(脳性麻痺以外の障害も含む)
個人の部とペアの部がある
BC4  ○  ○  ×  ※2 BC1・2と同等の機能障害がある脳性麻痺以外の重度四肢麻痺
者(頚髄損傷、筋ジストロフィーなど)
個人の部とペアの部がある

※1 必要な選手のみ部分介助 ※2 脚蹴り選手のみ

全クラス車いすを使用することが条件です。国内では、オープンクラス(車いすで競技するオープン座位の部、立って競技するオープン立位の部)が設けられており、誰でも参加可能です。